顔面神経麻痺の対策と鍼灸

顔面神経麻痺の鍼灸施術の方法と原因や対策の解説ですのでご参考下さい。

顔面神経麻痺の原因と症状

顔面神経が麻痺し、目を閉じたり、口をすぼめるといった顔の動きが出来にくくなる症状です。外見的には麻痺した側の筋肉が麻痺していない筋肉の側に引っ張られている状態になります。

突発性のものやストレスが原因のものなどがあり、また、寒冷にさらされた時になることや、原因不明の場合もあります。種類にはベル麻痺やハント症候群があります。

割合としてはベル麻痺が多くハント症候群というのは顔面神経麻痺としては重度な症状になります。

顔面神経麻痺対策

顔面神経麻痺の場合はまず病院で診察を受け、医師の指示に従って下さい。当院では医師の診察後に鍼灸施術を開始することをお勧めしています。

自分で出来る対策としては顔面のマッサージや、麻痺した部分を動かす練習をすることです。

練習の仕方としては、額の場合は額にシワを寄せる練習。頬の場合は、口笛を吹く練習やろうそくの火を吹き消すように息を吐く練習があります。また目を閉じる練習なども必要です。

すぐには麻痺状態は回復しないかもしれませんが、急性のものであれば毎日少しずつで構わないので顔の筋肉をマッサージしてあげたり顔の筋肉の運動をすることが大切です。

顔面神経麻痺の場合、ハント症候群(ラムゼイ・ハント症候群/Ramsay Hunt Syndrome)といって帯状疱疹を伴う場合もありますので麻痺と帯状疱疹による痛みを伴う場合は必ず病院を受診し、医師の指示を仰いで下さい。

顔面のマッサージや運動以外に首の周囲の筋肉の疲れを取ることも対策の1つです。肩こりや首の疲れ、頭痛などがある場合は頚のストレッチや肩こり予防のための体操などをする事も対策になります。

ストレスにより顔面神経が麻痺してしまった場合は、ストレス要因を取り除くために気分転換を図ったり、ストレス要因を出来るだけ早く解決することも大切です。

また、ストレスが原因の場合一人で抱え込まずに誰かに相談したり、心療内科を受診することも良いでしょう。

顔面神経麻痺の鍼灸

顔面神経麻痺の主な施術部位です顔面神経麻痺の鍼灸は主に麻痺側の顔面の筋肉に対して行います。顔面神経麻痺で顔の筋肉が麻痺する部分は主に額、目のまわり、頬、口元などになります。具体的には顔のイラストの赤丸の部分をご参考下さい。

これらの部分が麻痺してしまうため、額にしわを寄せることが出来ない、目をうまく閉じることが出来ない、頬の辺りが重い感じがする、唇を横に引く動作が上手く出来ない、などの症状が見られるようになります。

そのため顔面神経麻痺の鍼灸は上記のような部分に対して行うことになります。鍼灸施術を行うと言っても、腰痛や膝の痛みなどの場合のように痛みの原因を探し出してそのポイントに対して施術を行うということではなく、麻痺しているエリアに対して施術を行うということになります。

麻痺しているエリアに対して鍼灸施術を行い刺激を加えることにより、そのエリアの循環を促すということが主な目的になります。

顔面神経麻痺の場合は鍼灸だけではなく、電気器具を用いての施術も同時に行うように進めていきます。

そして、鍼灸で刺激をした後に先述した顔の表情を作る筋肉を動かす練習も行います。この練習は非常に重要で、当院では顔面神経麻痺になった方には必ずご自宅でも練習をすることをお願いしています。

麻痺の症状があるとなかなか動かすことは出来ないですが、自発的に動かす練習や、ご自身で指を使って顔の各部分の筋肉を意識しながら動かすという練習をすることが大事です。

鍼灸施術は顔の筋肉に加えて首や肩の筋肉に対しても少し行います。この施術も痛みに対する施術ということではなく、首や肩周りを鍼灸で刺激をして循環を促すということが目的になります。

ベル麻痺、ハント症候群、どちらの場合もまずは必ず医師の診断を受けてから鍼灸を開始することお勧めします。

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