肉離れの対策と鍼灸
肉離れの鍼灸施術の方法と原因や対策の解説ですのでご参考下さい。
肉離れの原因と症状
筋肉に急激な刺激が加わることにより筋肉の線維の一部が切れてしまうことを言います。短距離選手やジャンプをした瞬間などに起こることが多いです。
太ももの裏側の筋肉に起こることが多く、オリンピックの100m競技などではよく見られます。
肉離れ対策
肉離れになるとしばらくの期間、痛みのために動きにくくなります。スポーツ選手の場合は一定期間運動出来ない場合もあります。
程度にもよりますが、肉離れを起こした時はまず患部を冷やします。そしてテーピングで患部をしっかりと固定します。
この時のテープは伸縮性のないものの方が固定力が増すので、伸縮性のないテープを使って下さい(伸縮性があるものでもしっかり固定出来れば構いません)。そして一定期間の安静が必要です。
程度が軽ければ1週間もあればある程度回復しますが、ひどい場合は長期間に渡る場合もあります。
患部を冷やしてテーピングで固定し、時間の経過とともに痛みが引いてきたら徐々に炎症を抑えるクリームなどを患部に擦り込みます。
この時大事なことは決して強く擦り込まないことです。痛みが再発する恐れもあるので優しく擦り込みます。
その次の段階としては、患部の筋肉のストレッチです。決して無理をせずゆっくりと伸ばして少しずつ患部の回復を図ります。
痛みも気にならなくなり、運動も出来るようになったらほぼ回復したと考えても良いですが、念のため運動時にはテーピングで患部をしっかりと保護して行うほうが良いでしょう。
この場合のテーピングは伸縮性のあるテープで保護することが良いでしょう。
完全に痛みが引いてもテープで保護しながら運動を続け、練習後はアイシング、ストレッチを丁寧に行い、再発を防ぐためにもマッサージなどで疲労を残さないことも大切なアフターケアになります。
肉離れの鍼灸
肉離れの鍼灸は患部を避け、実際に負傷した部分の周囲に対して行います。肉離れは太モモの裏側の筋肉で起こることが多いですが、もともと疲労がかなり溜まっていたところに対して急な刺激が加わることにより損傷します。
患部はいわゆる切り傷のような形なのでこの部分に対しての直接の鍼灸施術は行わずに、先述したような理由から損傷部位の周囲に対して軽い刺激を加えていくことから始めます。
鍼灸施術を直接患部に対して行ったり、肉離れの初期段階で強度の刺激を加えることは良くありませんので軽度の刺激にして安静を重視します。
肉離れの時は鍼灸施術に加えてセルフケアとして固定、アイシング、安静が大事ですので、これらのことを痛みがある程度引くまではしっかりと行って頂く必要があります。
痛みが引いてきて、動きやすくなってきたら鍼灸の施術範囲も少し広くします。損傷した部分の周囲から少し離れた部分の筋繊維や腱に対しても行うようにします。
具体的な施術部位はイラストの赤丸で囲んだ部分が主な鍼灸の施術対象部位になりますのでご参考下さい。
また、セルフケアとしてはアイシングから温める方向に変更をしていきます。もちろん、ズキズキとした痛みがあるようならアイシングは必要ですが、徐々に温めることも必要になります。
このようにして鍼灸施術を進めて行くのですが、肉離れの状態がひどい場合は負傷した側の足をかばて引きずるような状態になると思います。そのため腰や反対側の足にも負担がかかるようになるので、肉離れの部分以外に疲労感が出てくるようならそちらに対しても施術を行います。