ロキソニンが効かないのはなぜ?飲んでも痛い理由がわかる6項目

なぜ?

ロキソニンを飲んでも痛いのは、痛みの元が炎症ではないからです。

体のどこかに痛みを感じる場合、当然ですがその痛みの元になる原因があります。その原因に対して、世の中にはさまざまな薬、注射、治療方法などがあります。

そして、ロキソニンは消炎鎮痛剤。ですから、炎症が原因の痛みに対しては有効です。しかし、痛みの原因が炎症でなければ当然効かないということになります。

ロキソニンという薬、そして痛みの原因についてもう少し詳しく解説を続けていきます。

1 ロキソニンが効く痛み・効かない痛み

炎症による痛み

冒頭でも少し触れましたが、ロキソニンが効く痛みは炎症が原因の痛みです。ですから、ロキソニンが効かないのは、炎症以外が原因の痛みということになります。

ロキソニンは、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)という炎症による痛みに対して作用がある薬です。痛みや炎症、熱感は、プロスタグランジンというホルモンによって作られます。

そのホルモンの生成を抑えることによって、痛み、炎症、熱感なども抑えて和らげましょうという目的で作られた薬がロキソニン。

ですから、痛みの原因が炎症による場合なら有効、そうでなければ効果はほとんどないということになります。

2 ロキソニンの副作用について

ロキソニンの副作用について、簡単に触れておきます。ロキソニンを飲むことで起こる可能性がある副作用には下記のようなことがあります。

  • 胃部不快感
  • 腹痛・悪心・嘔吐
  • 食欲不振
  • 浮腫・むくみ
  • 発疹

ロキソニンを飲んで、こういった副作用が見られる場合は担当の医師に相談してください。

3 炎症による痛みについて知って欲しいこと

ロキソニンが効くのは、炎症による痛みに対してということを解説しました。ただ、炎症による痛みと言ってもよく分かりませんよね。そこで、炎症について知って欲しいことを簡単に解説します。

炎症が起きるとどうなるの?

体の中で炎症が起きると、炎症特有の反応が見られます。その代表的な特徴が5つありますので挙げてみます。

  1. 発熱
  2. 腫れ
  3. 痛み
  4. 発赤
  5. 機能障害

炎症が起きると、例えば腫れて赤くなっていて、触ると少し熱いし痛みもある。そして動かしづらい。そんな状態になります。

ただ、常にこういった状態になるわけではなく、5つ挙げた特徴のうちどれかだけが見られるという場合もあります。

炎症の具体例

炎症の具体例として分かりやすいのは、捻挫ではないでしょうか。例えば足首の捻挫。足を捻ってしまい、先ほど挙げた5つの特徴が見られる。

そんな場合は、炎症が起きていると考えられます。他にも、風邪をひいたときや、ぎっくり腰などでも炎症が起きていることで体に痛みが出ることがあります。

炎症による痛みの特徴

炎症による痛みには特徴があります。それは、安静にしていてもズキズキと疼くように痛むということ。

例えば、ぎっくり腰になり動くと痛むので横になっている。それにもかかわらず、腰やお尻がズキズキと疼くように痛む。そんな場合は、炎症が起きていると考えられます。

こういう状況なら、消炎鎮痛剤としてのロキソニンの効果が期待できるということですね。

4 痛みの原因は炎症だけではない

体に痛みがある場合、その痛みの原因は炎症だけとは限りません。では、他に何があるのかというと次のような例が考えられます。

  • 神経
  • 関節
  • 筋肉
  • 内臓

例えば、神経障害性疼痛といって、神経が損傷することによる痛みがあります。また、内臓が原因で腰や背中などが痛むというのは聞いたことがあるのではないでしょうか?

このように、炎症以外でも痛みの元はあるということです。ですから、何でもロキソニンが効くということではありません。

4 椎間板ヘルニアでロキソニンが効かないなら

腰痛

椎間板ヘルニアになると、腰やお尻、足に痛みが出ます。その痛みに対してロキソニンが処方されることが多くあります。

しかし、ロキソニンをちゃんと飲んでいるのに効かない。そんな場合は、痛みの原因が炎症ではなく他にあると考えられます。その原因の1つが筋肉です。

筋肉は固まってしまうと痛みの原因になります。ですから、この場合は炎症に対してのロキソニンを飲んでも痛みは変わらないでしょう。

もし、あなたが椎間板ヘルニアでロキソニンを飲んだけれど効かない。そして、歩いたり立ったままでいると痛みが出てくる。そんな状況なら、ロキソニンが効かない筋肉に原因がある痛みです。

5 ロキソニンは痛みの万能薬ではない

椎間板ヘルニアでロキソニンが効かない場合について触れました。椎間板ヘルニアの痛みには、考えられる痛みの原因が3つあります。

つまり、原因が3つということは、それぞれ別の対策が必要ということです。図をご覧ください。

ロキソニンの作用と効果

椎間板ヘルニアで痛みがある場合、図に示しているように神経、炎症、筋肉という原因が考えられます。

そして、神経ならリリカ、炎症ならロキソニン、筋肉なら筋肉そのものへの対策が必要ということ。ロキソニンは痛みに対しての万能薬というわけではありません。

つまり、ロキソニンを飲んでも効かないというのは、ロキソニンが良い・悪いではなく、原因と作用の組み合わせが違っていたということが言えます。

6 ヘルニアでロキソニンを飲んでも効かない方へ

ロキソニンという薬について、そして、炎症やその他に多い痛みの原因について解説をしてきました。

また、椎間板ヘルニアでロキソニンを飲んでも効かない場合の理由も説明をさせていただきました。

ロキソニンの持つ作用、そして痛みの原因についてがある程度分かれば、なぜ飲んでも効かないのかということがご理解いただけるのではないかと思います。

ロキソニンは炎症による痛みには良い薬です。しかし、全ての痛みに対して効く分けではありません。

椎間板ヘルニアでロキソニンを飲んでも痛みが続く。こうなると、手術しかないのか?と思ってしまうかもしれません。ですが、痛みの元は炎症だけではなかったですよね。

炎症が原因のこともあれば、それ以外が原因で痛みが出ていることも多々あるのです。ですから、ロキソニンが効かなくてもガッカリしないで欲しいのです。

ロキソニンにはロキソニンの役割があります。そして、飲んでも効かなければ、他の痛みの原因やそれに対しての対策もちゃんとあるということを知ってもらえればと思います。

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